『言いたいことも言えないこんな世の中は〜POISON〜』な日々

平凡な29歳女子に日々起こる、ちょっとした出来事に対して言わせてほしい

ブラジャーは突然に〜その後〜

 

なんとその後も、

7年間、1年に1.2回ペースでブラジャーが我が家に落とされ続けているのである。

 

隣の家でも前の家でも後ろの家でもない。

毎回我が家の駐車場の同じ場所なのである。

コリもしない犯人である。

 

最初の方は、また警察を呼んだり相談に行ったり、

我が家は不安と恐怖に襲われていた。

ただ、風で飛ばされてきたであろう、使用済みのティッシュにさえ

ビクビクしていたくらいである。

 

しかし警察は毎度「パトロールを強化します」を超える事なく、

一瞬強化し、いつの間にか強化期間も終了し、またブラジャーを置いていかれる。

というスパイラルを今日まで続けている。

いつか犯行がエスカレートして、犯罪にあったら警察に文句言ってやる

と意気込んでいた時代もあったが、

犯人は律儀に7年もの間、エスカレートする事なく、

警察にも家族にも見つかることもなく、

飽きることなくせっせと同じ家に同じ犯行を続けているだ。

捕まえるとか置いといて、ぜひどんな奴なのか会ってみたいとさえ思う。

 

しかし犯人は変わらない様子だが、私の家族は変わった。

動じなくなった。

当初はセンサーのライトを設置したり、家の周辺を見回ったり、

さらには防犯カメラを設置して犯人を特定しようともした。

母に至っては、「犯人を特定した!」と、

証拠もないのに近所の若者を勝手に犯人とみなし、

動向を見張っていた時期もあった。

しかし今では、冷静に反応し、対応している。慣れとは怖い。

 

これからも続けていくのは構わない、しかし、

いつも疑問に残るのがブラジャーの持ち主についてだ。

毎回サイズも色も柄もコンセプトも違う使用済のブラジャー。

どこかから盗んでいること以外に想像ができないのだが、

だとしたらどこかの誰かが困っているに違いない。

警察によると、拾ったブラジャーと盗まれたと届けがあったブラジャーで、

一致するものはないらしい。

わざわざ届けを出している人が少ないのが現状らしい。

ただ、持ち主が現れず、

母にも引き取りを拒否された過去のブラジャー達は、

今頃どうなってるのかとふと思う瞬間もあるのである。

 

戦いとも言えないの事件は、いつまで続くのか…

また進展があったら書こうと思う。

 

チッさん